無条件に愛してしまう映画がたまにあります。
本作がそれです！
ＣＩＡが実際に行っていた洗脳プログラム「ＭＫウルトラ計画」をテーマにしてるみたいですよ。
コンビニ定員でオタク臭満載のマイク（ジェシー・アイゼンバーグ）は、完璧な彼女だと思っているフィービー（クリステン・スチュワート）と、ウィード（マリファナ）をきめつつ、職場では鼻歌交じりでグロ・イラストを描きつつ、くだらない妄想に浸りつつ、けだるーい毎日をおくっています。
そんな気怠いマイクの毎日に、ピリっとしたイベントが！
そう！フィービーに完璧なプロポーズをすること！
でも基本オタクなので、うまくいかないんですよ。
そんなこんなな毎日に、更にピリリ！とした出来事が！
謎の暗号を聞いたマイクに、何かしら巨大な力が宿ります。
そして怪しい2人を、スプーンで殺してしまいます。
なんかスプーンとかフライパンとか、キッチングッズ使いが上手なんですよねー。
実はマイクって「ＭＫウルトラ計画」で開発された殺人マシーンだったのだ！！
ドーン！！！
いいですよねー。
いいですよねー！
ダメなヤベえ男子が覚醒する物語は！
わたくし立派な厨二病なので、こういった何かしらの巨大な力が目覚める（宿る）系が大好きなんです！
あれ？
ここまで聞くと、映画好きの皆様は、あの映画が頭に浮かぶと思うんです。
そう！（小声で）ボーン・シリーズ（小声）
ええ、マット・デイモンの顔がなんかむかつくので未見だったのですが、最近やっと全部観た結果……、面白かったんですよ！
喰わず嫌いはダメですね。
マット・デイモンのアクションすげ。
リアルなんですよね！
でも、マットの顔、むっちゃむかつくけど（ファンの方ごめんなさい）
本作のマイクは簡単に言うと、オタクのヤベえジェイソン・ボーンなんですよ。
ジェシー・アイゼンバーグの気怠いアクションが、なかなかいいです。
たるったるです。こんなキレのないアクションする俳優さん、滅多にいないです（笑）
でもいいんです！
キレなんか要らないです。
本作は、この２人の物語なんですから。
マイク「俺、人を２人殺しちゃった」
フィービー「すごいじゃん」
この空気感（笑）
大好きです。
"トゥルー・ロマンス"の２人を彷彿とさせる。
「私の為に人を殺したの？ＳＯ ＲＯＭＡＮＴＩＣ！！」
みたいな。
でも勘違いしないでください！
ヤベえジェイソン・ボーンだとしても、本作はスパイ映画ではありません。
そう観ないで！
お願いですから、そうは観ないで！
２回言っておきますので、諸々察して頂けるとありがたいです。
宜しくお願いいたします。
脚本はなんと！マックス・ランディスです。
ほらほら、こじれちゃった厨二達に巨大な力が宿る「クロニクル」の脚本家さんですよ！
↓こじれちゃってましたねー。
ジェシー・アイゼンバーグ×マックス・ランディスですから、面白くないワケないんです！
これ、絶対に観ないといけないヤツですよ。
ぜひ！
